ハリマ農業協同組合は、農産物の販売や各種事業を通じて、農家の方々や地域の皆様の生活の架け橋となります。

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あぜみち健康百科

   
JA兵庫厚生連の、あぜみち健康百科
 
「あぜみち健康百科」は2016年4月号の「あぜみち」より、山田先生による「みどりの健康百科」に替わって新しくスタートしたしました。
 皆様の健康づくりの参考にして下さい。
 
JA厚生連とは
 JAの厚生事業は、組合員・地域住民の健康づくりを応援するために、 特定基本健診(町ぐるみ健診)をはじめとした各種の健康診断や健康相談、健康増進活動を実施して、 トータルな健康づくりをめざしています。
 
(このページに掲載されている内容は、JAハリマ広報誌『あぜみち』に掲載されている「あぜみち健康百科」と同様です。)
 
 
 
   
No.006 胸部検診(胸部X線検査)を受けましょう (2016.09)
肺がんについて
 1年間で肺がんにかかる人(予測のがん罹患数)は、男性で約9万7千人、女性で約4万2千人※1です。肺がんによる死亡数は男性が第1位、女性が第2位※2となっています。
 早期の肺がんでは、ほとんど自覚症状を感じることがありません。早期の段階でがんを見つけて治療することで8割は治る病気であると言われています。自覚症状がない時にこそ、定期的に検診を受けることが大切です。また、自覚症状がある場合は必ず医療機関に受診しましょう。
 
胸部X線検査について
 胸部X線検査は、肺に異常な影があるかどうかを調べる検査です。
 胸部X線検査で「要精密検査」と判定されたからといって「がん」とは限りませんが、何らかの疾患の疑いがあります。「要精密検査」と判断されたら、必ず精密検査(胸部CT検査または気管支内視鏡検査)を受けましょう。
 しかし、どんな検査も完璧ではありません。肺がんの見逃しや、逆に肺がんではないのに「要精密検査」と判定される可能性もあります。だからこそ毎年受診して健康状態を確認することが大切なのです。また、胸部X線検査と高喫煙者(1日に吸うタバコの平均本数×喫煙年数が600以上)の喀痰細胞診検査は死亡率減少効果を示す相応の根拠があると考えられています。

健康メモ
石綿(アスベスト)について
 石綿(アスベスト)の繊維は、肺線維症(じん肺)、悪性中皮腫の原因になるといわれ、肺がんを起こす可能性があることが知られています。石綿による健康障害は、潜伏期間が数十年と長い場合があります。今健康に支障がない場合でも、石綿にばく露するような機会があった方は、1年に1回は胸部検診(胸部X線検査)等による健康診断を受診されることをお勧めします。
肺がんとタバコについて
 肺がんの原因としてはタバコの影響が最大です。喫煙により肺がんになる危険は男性で4.5~5.1倍、女性では2.3~4.2倍に増加し、喫煙年数や本数が多いほど高くなります。また、受動喫煙によっても1.2~1.3倍に増加します。
 
資料
 ※1 国立研究開発法人国立がん研究センター 2015年のがん罹患数、死亡数予測
 ※2 厚生労働統計(平成26年)第7表 死因簡単分類別にみた性別死亡数・死亡率(人口10万対)
 
 
No.005 アンチエイジング② (2016.08)
 前回は『肌のアンチエイジング』について、今回は『血管のアンチエイジング』についてお話しします。
『血管のアンチエイジング(動脈硬化予防)』
 「若さの基本は血管にあり」血管は全身の細胞に栄養と酸素を送り、老廃物を体の外に排出するという重要な役割を担っています。
 動脈硬化という言葉をご存知だと思いますが、動脈硬化はわかりやすく言えば血管の老化です。血管も年齢とともに傷つき、詰まったり、硬くなったりして弾力性や柔軟性が低下します。外からはわかりにくく、進行するまで自覚症状もなく、気づかずに放置してしまうことが多くみられます。その結果、血液の通り道が狭くなったり、血栓ができて詰まってしまい狭心症や心筋梗塞、脳梗塞といった重大な病気を引き起こしてしまいます。
 動脈硬化を起こす要因には
 ・偏った栄養バランスの食事
 ・肥満
 ・過度のアルコール摂取
 ・喫煙
 ・運動不足
 ・睡眠不足
 ・加齢
 ・ストレス
 ・高血圧
 ・脂質異常症
 ・糖尿病
などがあげられます。血管のアンチエイジング(動脈硬化予防)にはこれらの改善が欠かせません。
 日常生活で気を付けることを紹介します。
①エネルギー(カロリー)の取り過ぎに注意しましょう。
 脂質・糖質の多い食品や嗜好品は肥満につながるうえ、生活習慣病を悪化させます。
②野菜は1日350g以上食べましょう。
 野菜を沢山食べることにより、食べ過ぎを防いだり、生活習慣病の改善に役立ちます。
③お酒は適正飲酒を守りましょう。
 1日の適量は1合です。週に2日は、休肝日を設けましょう。
④禁煙をしましょう。
 たばこは動脈硬化の進行を早め、生活習慣病を悪化させます。ぜひ禁煙にチャレンジしてください。禁煙外来を利用する方法もあります。
⑤運動習慣を持ちましょう。
 まずは、今より10分多く動きましょう。できれば1日に8千歩から1万歩は歩くことを目標にしましょう。スポーツに限らず、日常生活で少しでも多く体を動かすことを意識しましょう。
⑥減塩を意識しましょう。
 塩1日に男性は8g、女性は7g未満にしましょう。
 
 不適切な食生活、過度の飲酒、喫煙、運動不足など不健康な生活習慣を健康的な生活習慣にし、適正体重を保つことで、動脈硬化の進行を緩やかにし、深刻な生活習慣病の発症予防になります。結果として血管のアンチエイジングに繋がります。ぜひチャレンジしてみてください。
(JA兵庫厚生連)
 
 
No.004 アンチエイジング① (2016.07)
 アンチエイジングとは、加齢による身体の機能的な衰え(老化)を可能な限り小さくすること、言いかえると『加齢による心身の衰えに対していつまでも若さを保っていこう』という意味です。
 今回は1回目『肌のアンチエイジング』、2回目は『血管のアンチエイジング』についてお話ししたいと思います。
肌のアンチエイジング
 肌の力を高めるために日常生活で気をつけることを紹介します。
①光老化を防ぐため、紫外線をカットする!
 年齢を重ねることによる老化に加えて、紫外線による肌の老化「光老化」が起こると一層肌の老化は進みます。遮光カーテン、日焼け止めの利用や、屋外に出るときは日傘、帽子やサングラスなど日よけをしましょう。
②体は食べたものからつくられます。美肌に必要な栄養素を積極的に摂りましょう!
・ビタミン豊富な野菜や果物
ビタミンA:皮膚や粘膜を強化し肌荒れを防いでくれます。
 (レバー、いくら、チーズなど。)
βカロテン:体内でビタミンAに変換されます。
 (にんじん、ほうれん草、ニラ、のりなど。)
ビタミンC:メラニン色素の生成を防ぎます。
 (オレンジ、みかん、キウイ、ブロッコリーなど。)
ビタミンE:シミのもとである活性酸素を減少させ、新陳代謝を活発にし肌のターンオーバーを助けてくれます。
 (アーモンド、カボチャ、抹茶、大豆、ごま油など。)
・大豆製品
 大豆に含まれるイソフラボンはコラーゲンを増やしたり、新陳代謝を高める働きをするので肌の調子を整えたいときにはぜひ摂りたい栄養素です。
 (豆腐、納豆など。)
・お酒の飲みすぎとタバコは禁止!!
 お酒の利尿作用や、血中アルコール濃度を下げようと水分が血液の方にとられたりして体内の水分が減少し、肌がカサカサになります。
 また、タバコは肌に百害あって一利なし、血流が悪くなり活性酸素が増加します。
③便秘を解消して、美肌をつくりましょう!
 便秘になると肌荒れやニキビなど肌トラブルを引き起こします。
④質のよい睡眠をとりましょう!
 肌のターンオーバーは、睡眠中、特に22時から2時の間に分泌される「成長ホルモン」によって促されます。
 ご自身の生活習慣を少し見直し、できそうなことを1つでも続けてみてはいかがでしょうか。
(JA兵庫厚生連)
 
No.003 家庭でもできる食中毒予防! (2016.06)
  食中毒を引き起こす主な原因は、「細菌」と「ウイルス」です。細菌もウイルスも目に見えない小さなものですが、温度や湿度などの条件がそろうと食物中で細菌が増殖し、その食物を介して食中毒を引き起こします。夏場の6月〜9月には細菌が原因となる食中毒が、冬場(月〜3月)はウイル12スが原因となる食中毒が多く発生しています。
 細菌による食中毒は「1菌が食品に付着する。」「2食品中で菌が増殖する。」「3菌を含む食品を食べる。」という3つの段階を経て起こります。一方、ウイルスは自ら増殖しませんが、手や食べ物などを通じて体内に入ると腸管内で増殖し、食中毒を引き起こします。
 おう吐や下痢などの食中毒と疑われる症状がでた場合は、むやみに市販の下痢止めなどの薬を服用しないで、直ちに医療機関を受診しましょう。
 
家庭でもできる食中毒予防の6つのポイント
食中毒予防の3原則は食中毒菌を「付けない、増やさない、やっつける」です。この3原則をもとに厚生労働省では家庭でもできる食中毒予防を6つのポイントにまとめました。
ポイント① 食品の購入
■消費期限などの表示をチェック外 ■肉・魚はそれぞれ分けて包む。できれば保冷剤(氷)などと一緒 ■寄り道しないでまっすぐ帰ろう
ポイント② 家庭での保存
■帰ったらすぐ冷蔵庫へ外 ■入れるのは7割程度に ■肉・魚は汁がもれないように包んで保存 ■停電中に庫内温度に影響を与える扉の開閉は控えましょう ■冷蔵庫は10℃以下に維持■冷凍庫は−15℃以下に維持
ポイント③ 下準備
■ゴミはこまめに捨てる ■こまめに手を洗う ■肉・魚を切ったら洗って熱湯をかけておく ■肉・魚は生で食べるものから離す ■野菜もよく洗う ■冷凍食品の解凍は冷蔵庫で ■タオルやふきんは清潔なものに交換 ■井戸水を使っていたら水質に注意 ■包丁などの器具、ふきんは洗って消毒
ポイント④ 調理
■作業前に手を洗う ■調理を途中で止めたら食品は冷蔵庫へ■加熱は十分に(めやすは中心部分の温度が 75℃で1分間以上)■台所は清潔に ■電子レンジを使うときは均一に加熱されるようにする
ポイント⑤ 食事
■食事の前に手を洗う ■盛り付けは清潔な器具、食器を使う ■長時間室温に放置しないポイント⑥ 残った食品■作業前に手を洗う ■手洗い後、清潔な器具、容器で保存■早く冷えるように小分けする ■時間が経ち過ぎたりちょっとでも怪しいと思ったら、思い切って捨てる ■温めなおすときは十分に加熱する(めやすは75℃以上)
出典元:厚生労働省ホームページ
「家庭でもできる食中毒予防の6つのポイント」から引用
 
No.002 甲状腺について (2016.05)
●甲状腺とは
 甲状腺は、のど仏の骨よりやや下の方にある重さ16~20gぐらいの小さな臓器です。海藻等に多く含まれる食物中のヨードを材料にして、「甲状腺ホルモン」を合成しています。
 正常な状態では、血液中の「甲状腺ホルモン」は常に一定の濃度が保たれています。
 甲状腺の機能に異常があると「甲状腺ホルモン」の分泌が過剰になったり不足することで、さまざまな身体症状が起こります。
●甲状腺ホルモンの働き
・食物で摂取した栄養素を代謝しエネルギーを作る
・体の組織の形成に関与し胎児の発育や子供の成長を促す
・内臓の働きを調整する
●甲状腺機能の異常による病気
甲状腺機能の異常による病気は甲状腺機能が亢進する「甲状腺機能亢進症」と甲状腺機能が低下する「甲状腺機能低下症」の2つがあります。
<甲状腺機能亢進症>
 甲状腺ホルモンの分泌が過剰になり、全身の代謝が高まる病気です。代表的な甲状腺機能亢進症の疾患としてバセドウ病があります。バセドウ病は女性に多く、血液中の自己抗体が甲状腺を刺激して甲状腺ホルモンが過剰に分泌されて起こる自己免疫性疾患です。
<甲状腺機能低下症>
 甲状腺ホルモンの分泌が減少して、全身の代謝が低下する病気です。代表的な甲状腺機能低下症の疾患として橋本病(慢性甲状腺炎)があります。
●甲状腺ホルモンの分泌に異常があることで現れる症状
<分泌が過剰な場合>
 動悸・息切れ、イライラ、発汗、体重減少、全身の倦怠感、手の震え、暑さに過敏になる
<分泌が不足している場合>
 むくみ、便秘、皮膚の乾燥、集中力の低下、脱毛、寒さに過敏になる

※気になる症状がある場合は、内科・内分泌科等を受診し医師に相談しましょう。
出典元:総理官邸ホームページ「放射線と甲状腺の病気との関連性について」から一部引用
(JA兵庫厚生連)   
 
No.001 旅行者血栓症について(2016.04)
 旅行者血栓症をご存じですか?
 かつては、エコノミークラス症候群といわれていた病気です。エコノミ―クラスの乗客から報告されたためこのように呼ばれていました。しかし、飛行機のエコノミークラスの乗客にだけに起こる病気ではなく、ビジネスクラス以上や列車旅行、長距離の運転中、映画鑑賞中などにも起こることが知られてきました。
1.どんな病気?
 原因は、『長時間座ったまま姿勢を続けること』と『乾燥による脱水』です。
長時間座ったままの姿勢でいると、足の血液の流れが悪くなり、大静脈や大腿の深いところの静脈の中に血栓(血の塊)ができることがまれにあります。また、エアコンなど空調設備の整った環境に長時間いると、軽い脱水症状になり、血液の粘度が増し血栓ができやすくなります。
 飛行機や長時間の列車移動中にできた血栓が、歩き始めた時に静脈の壁から離れ血流に乗り肺に流れついて、肺の血管を閉塞してしまう(肺塞栓)、これが旅行者血栓症です。
 高齢の方だけでなく、20歳代の方にも起こる可能性があります。糖尿病や脂質異常症など生活習慣病のある方や心臓血管系の持病がある方は要注意です。
2.症状
 症状が出ない事もありますが、初期症状として、足のむくみと痛みがあります。
 ひどくなると、足にできた血栓が肺の血管に詰まり、胸痛、呼吸困難、失神等の症状が出現します。
3.旅行中(移動中)の予防方法
①一番大切なことは、長時間同じ姿勢をとらないようにし、足の運動をすることです。
1~2時間に一回は席を立ち、歩いたり屈伸運動をしましょう。また、座ったままでも足の指先をこまめに動かしたり、かかとの上下運動(20~30回)をしましょう。
②こまめに水分補給をしましょう。
③アルコールやコーヒーは飲みすぎないようにしましょう。
④時々深呼吸をしましょう。
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