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金融ミニ知識

「景気」っていったい何だろう?

よく耳にする「好景気」「不景気」。この「景気」とは一体何でしょう?
シンプルな言い方をすると、景気とはお金の流れのことを指します。景気がいい、すなわちお金の流れがいいと給料がどんどん上がって買い物をたくさんします。すると、国にも税金がたくさん入るので国全体が潤います。逆に景気が悪いと、モノが売れなくなったり給料が下がったりして、国全体の経済が冷え込みます。
 ただ、景気がいいのが正しいかというとそうでもありません。昭和から平成にかけて日本はバブル景気といわれ、景気が良すぎる状況でした。そのとき何が起こったかというと、多くの人々が余剰分のお金で土地を買い漁り、地価が異常なまでに高騰してしまいました。そのため当時のサラリーマン家庭は、土地の価格が高すぎて家が持てないという状況が生まれてしまいました。景気が良すぎるのも困りものですね。

「貯金」と「預金」

「貯金」と「預金」の違いはなんでしょう?
「預金」と「貯金」の違いは、「お金を預ける金融機関の違い」です。大まかに区分すると次のようになります。
1.「預金」と呼ぶ金融機関:銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫など
2.「貯金」と呼ぶ金融機関:ゆうちょ銀行、JAバンク(農業協同組合)、JFマリンバンク(漁業協同組合)など

ゆうちょ銀行も銀行ですが、これは民営化される前の郵便局時代の呼称が今でも続いているためです。
貯金は、国の政策として明治8年から始まりました。それまでの日本では、「いざというときにお金を貯める」=「貯金」という習慣があまりありませんでした。そもそも江戸時代までは、多くの人が農業を営み自給自足に近い生活を送っていたため、お金そのものが今ほど使われていませんでした。その流れを引き継いだ明治初期でも、国民全体はまだ貧しいままだったのです。そこで、庶民に「お金を貯めること」を奨励しようと、イギリスの郵便制度を参考にして当時の大蔵省(現・財務省)が運用を始めたのが郵便貯金です。一人ひとりの貯蓄額はわずかでも、それらを集めることで国家の発展のために活用しよう、という目的もありました。お金を預けたのは、主に貧しい農民が多かったようです。

お金を貯めておく理由

お金は私たちの暮らしに密接なものです。稼ぐ、使う、増やすだけでなく貯めることも大切です。
1950年代の日本人の平均寿命は、男性が約60歳、女性が約63歳でしたが、2019年には男性約81.4歳、女性は約87.4歳と大幅に伸びております。つまり、老後に必要なお金は長寿になった分、昔と比べると確実に増えています。若いうちはバリバリ働いて稼ぐことができますが、体力が衰えてくる年齢になるとバリバリ働くとはいかず思うようにお金も稼ぐことが出来ません。
それだけに、老後を見据えた貯蓄が必要となるのです。
また、貯蓄は老後資金のためだけではありません。人生には結婚やマイホーム購入など、さまざまなライフイベントがあります。大きな支出を賄うためには、月々や年間の収入から少しずつ貯めておく必要があります。

保険会社も金融機関!?

金融機関というと銀行を思い浮かべますが、保険会社も金融機関の仲間です。保険会社は加入者から集めたお金を支払いに備えて貯め込んでいるわけではありません。集めたお金で資産運用をして、その運用益で儲けを出しています。保険料の払い込み(保険期間)が20年、30年と長いのは、資産の安定的な長期運用に欠かせないという側面があります。

投資を始めよう

投資といっても株や債券など様々な投資商品があり、何をどのタイミングで購入すればいいのか、その判断は極めて困難なものであります。そこで重宝されるのが「投資信託」という金融商品です。
投資信託は皆さま(投資家)から集めたお金をさまざまな投資商品に分散して投資し、運用で増えた分を還元するしくみです。
株式投資に比べてもリスクを分散でき、初心者でもはじめやすいといわれています。
ハリマ農業協同組合
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兵庫県宍粟市一宮町東市場429番地1
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営農指導事業、生活指導事業、販売事業、購買事業、給油所事業、信用事業、共済事業、診療所事業、葬祭事業、損害保険代理店業


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